金は無いが暇はある年金生活者の貧乏旅行記です。
はじめて吉野の千本桜を見たのは丁度10年前。その日の桜は素晴らしく忘れられないものとなりました。そして2年後に再び吉野に出かけました。しかし時期が早かったためまだ十分開花しておらず残念な思いをしました。そこで、今回は時期を十分検討しました。
過去のデーターによれば中千本の桜が一番見ごろなのは4月12日前後なんですが、バス便の都合、いや正確にはバス料金の安い平日を選択せざるを得ない事情により、4月9日の夜行バスで出かけることにしました。
前日は素晴らしい天気でしたが、この日は雨!ああ...なんとついていない。
吉野駅から下千本までは僅かな距離ですが雨なのでロープウエイを利用することにしました。
黒門です。単なる黒い色をした門にしか見えませんが、これは金峯山寺の総門で昔は公家大名といえどもここで馬を降り、槍を伏せて歩いたといわれています。
金峯山寺は世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する重要なお寺です。
金峯山寺境内からの仏舎利宝殿です。桜が綺麗ですね。
豊臣秀吉が秀次、家康、利家などを引き連れこの吉野で大花見を開いたといわれています。
江戸時代には松尾芭蕉、貝原益軒、本居宣長も来山しています。
現在修復作業中のため、近くからの撮影では作業現場が写ってしまうのでやや離れた場所からの撮影です。
吉水神社の境内からの眺望です。この展望台は大人気で、週末だったら最前列で撮影するのはなかなか大変なところですが、この日は雨なので好きな場所で撮影できます。
しかし、晴だったらもっと綺麗な色をしていただろうな。