金は無いが暇はある年金生活者の貧乏旅行記です。
被災地を再訪問しました。前回はバスと自転車を利用しましたが、被害を受けた地域があまりに広範囲なので今回は車を使用することにしました。
もう少々温かくなってからと思っていたのですが、東日本大震災による東北地方の高速道路無料措置が3月末で終了すると知り3月26日の夜に出発することにしました。
郡山あたりから雪に降られましたが午前 3時には東北自動車道・中尊寺PAに到着。ここで仮眠をして 8時過ぎに中尊寺に到着しました。開門前なので駐車場はガラガラです。
昨夜に降った雪で、本堂はうっすら雪化粧をしています。
お馴染、「金色堂」を覆っている覆堂の雪景色です。新緑や紅葉とは違った趣がありますね。
朝早いので観光客はまばら。おかげで時間をかけゆっくり見ることができました。今回は二回目なので細かい部分にも目を向ける余裕があります。
前回は時間がなくてスキップしてしまった特別史跡・毛越寺の本堂です。
藤原基衡から秀衡の時代には多くの伽藍が造営され中尊寺をしのぐほどの規模であったといわれていますが、藤原氏滅亡後の災禍ですべての建物が焼失してしまい、現在は浄土庭園と伽藍の遺構があるだけと寂しい限りです。
浄土庭園とは仏の世界を地上に表現したものだそうです。この庭園は日本最古の庭園書に基づいて作られており学術的にも貴重です。
一ノ関市の西、磐井川の中流にある渓谷です。伊達政宗も賛美した言われる景勝地で、平泉の観光客の増加に伴いここを訪れる人も増えているようです。
春の桜、秋の紅葉の季節は素晴らしい景色を見せてくれることと思いますが、今回は彩がなく殺風景です。
一ノ関から東へ約45km。一時間少々で気仙沼に到着です。
写真は気仙沼漁港。まだ、所々で被害の跡が見られますが、復興は進んでいるようです。