金は無いが暇はある年金生活者の貧乏旅行記です。
夏休みを利用して世界文化遺産に登録された中尊寺と津波の被害を受けた気仙沼&石巻へ行ってきました。
いつも通りバス便です。今回のバス便は自転車を運んでくれませんのでトラック便で先に発送してあります。観光地だけならば自転車は不要でしょうが、被災地を見て回るためには自転車はどうしても必要です。
今回はヤマト運輸の一ノ関西営業所「止置き」にしてあります。と、いうことは、営業所まで引き取りに行かねばなりません。
西新宿を 8月9日23:50に出発したバスは仙台駅前に翌朝 5:15到着。そこからJRに乗り換え、一ノ関駅からバスに乗り継ぎこの営業所に8:00丁度に到着です。NHK朝ドラ「おひさま」の始まる時間に、もう一ノ関の営業所で引き取りです。...早いでしょう!
自転車を組み立て、中尊寺に向かって走ります。輸送中のトラブルを心配していたのですが、何も問題はありません。
途中、24時間営業の「すきや」で朝食を済ませ、国道4号線を北に向かいます。緩くて長い登り坂を過ぎ、やや下ればがもう中尊寺です。一ノ関駅から約
7km、平泉駅からならば1km強といったところでしょう。
駐車場の一角に駐輪場があります。そして自転車はタダです。有難う。
この参道は月見坂と呼ばれています。両側には江戸時代の伊達藩によって植樹された樹齢300~400年の高い杉の木が続いています。
中尊寺の中心となる「本堂」は明治42年に再建されたものだそうです。
ここでは他の観光客より少しでも前にでて願い事をします。お賽銭の割には願い事が多く、聞き流されたかも知れません。
本堂の少し先にある不動堂です。中尊寺の祈祷道場です。ご本尊は、この世に生きる者たちの過ちを直し、苦悩を取り除いてくれるご尊体なのだそうです。くどいようですが、再び同じ願い事をします。
鉄筋コンクリートでできたこの新しい建物自体に特別な価値がある訳ではありません。
この建物の中に藤原氏に関する非常に貴重な文化財が保存されています。
ここで「音声ガイド」を借りることにします。小さな説明文を読みながら宝物を見ることは容易ではありませんから、年配者にはお勧めです。
内部は撮影禁止なのでアップする写真はありませんが、奥州藤原三代(清衡・基衡・秀衡)にかかわる仏像、経典、副葬品などが展示されています。必見です。