西沢渓谷 (山梨県) - (10/31/2012）

西沢渓谷は山梨県甲府市から北へ車で約1時間、秩父多摩甲斐国立公園内にあり、その渓谷美は国内屈指といわれています。特に秋の紅葉は素晴らしく多くのハイカーで賑わいます。川に沿ってハイキングコースが整備され、大小さまざまな滝と紅葉の絶景を楽しむことができます。なかでも「七ツ釜五段の滝」は渓谷の代表的な存在で、ハイカーを釘づけにするほどの景観です。

広瀬ダムを過ぎ雁沢トンネルのやや手前で国道140号線から分かれて左に入ると間もなく西沢渓谷の標識が目に入ってきます。無料駐車場はあるのですが、この時期はすぐに満杯なってしまいます。その場合、少し手前の道の駅に駐車するか、有料駐車場を利用することになります。

西沢があるならば東沢もあります。ただ、東沢渓谷は危険な個所もあり、登山や沢登りの経験者向きで一般ハイカーは入山禁止になっています。

このページでは西沢渓谷の紅葉をアップしております。高山ではありませんのでモミジの紅葉も見られます。　時期的にはピークを数日過ぎた感じがしますが、まだまだ十分見応えがあります。

ハイキングコースというより登山道です。

ハイカーはここまで。この先には黒金山の登山道入口があります。

昭和8年から43年まで、西沢・東沢一帯の県有林の木材搬出に利用されました。登りは馬、下りはブレーキのみ。

当時はこのような方法で木材を搬出していたのですね。

正面の山は鶏冠山　2,115ｍ。甲武信ケ岳はこの奥で見えません。

滝を下った水流は笛吹川になります。

はやり西沢渓谷は「滝」です。水量はそれほど多くありませんし、落差も大したことはないのですが渓谷美にマッチして見飽きません。　

数ある滝の中でも、七ツ釜五段の滝は人気があります。滝の上部は特に人気があるようで、多くのカメラマンがいいポジションを占拠しています。　下の最後の写真がその滝の上部、右側が滝の全景です。

春、新緑の頃はまた別の趣があることでしょう。機会があればまた行きたいと思っています。