錦秋の涸沢と北穂高
仕方が無い。カールで紅葉の写真でも撮りながら時間を潰すことにしよう。まずは涸沢小屋あたりから撮影を始めようと涸沢小屋に向かいました。小屋の直ぐ脇に北穂への道標があります。そして吸い込まれるように北穂への石段を登り始めました。
登山道は石がゴロゴロしているガレ場です。カメラのアングルで平坦に見えますが、かなり斜度があります。
この時点では登頂を考えていません。痛みが激しければ直ぐに引き返す積りだったのですが...。
こうした岩場は子供でも大人でもチャレンジしたくなりますよね。
脚のことは忘れて岩にしがみつきます。
鎖場は腕の力で登るのではなく、鎖はあくまでも補助的なものとして...などと登山ガイドに記されています。
勿論、腕の力だけで登る積りなどありませんが、スポーツジムの筋トレより楽しいですね。
ハシゴは段差が一定なので岩場を歩くより脚への負担が少なくて助かります。高度も稼げるので好都合です。
もう、ここまで来るとギブアップする気はなくなりました。脚が痛くても、5時間かかっても頂上まで登ってやる。息子が奥穂に登っているのにオイラが帰りを待つなんてとんでもない、という気持ちになりました。