金は無いが暇はある年金生活者の貧乏旅行記です。
「箱根八里は馬でも越すが....」と言われた東海道の難所の一つが箱根越え。今では車で難なく越えらますが、昔の人はどんな道を歩いたのでしょうか?
暫く好天が続くとの天気予報があり、また歩くにも最適な季節なので息子を誘って出かけました。
息子は自転車でヒルクライムをしますので一緒に歩く訳ではありませんが、出発地点はともに箱根湯本駅前です。
まずは箱根湯本駅前の早川にかかるあじさい橋から出発します。
あじさい橋を渡るとすぐに早雲寺です。ここから右手は健脚コース、左は迂回路の分岐があります。迷わず健脚コースを歩きます。
健脚コースといっても大したことありません。マンションの階段を5~6階分上る程度です。上りつめるとこんな庭があります。
とても陰気なのでサッサと次に向かうことにします。あっ、早雲寺に参拝するのを忘れた!
暫く県道732号を歩くと正眼寺があります。
寺の創建は定かではありませんが、曽我兄弟の伝説を伝える古刹です。
本堂正面にはこんな張り紙がありました。
< お参りの方は本堂正面のガラス戸よりお入りください。(障子は猿侵入防止のため、施錠しております)>
旧街道の入口です。
この立て札には、
「江戸幕府は延宝8年(1680年)に街道に石を敷き舗装をした。この先 255mはその面影を残しており国の史跡に指定されている。」とあります。
道幅は狭く、石の表面は天然のまま施工したのか大変歩きにくい。昔は、石の間に詰め物をして、これよりはマシだったとは思いますが。登山用ストックを持参して正解でした。