明日香
「日本書紀」に「皇太子、初めて漏剋を造り、民をして時を知らしむ」とあるように、中大兄皇子(後の天智天皇)がわが国で初めて造らせた水時計の跡が昭和56年に発掘されました。
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水が右から順次落ちて流れるようになっている小判型と亀形の石造物です。用途は不明ですが、祭祀を行うところという説が有力です。
長さ 5.5m、幅 2.3m、厚さ 1mの巨大な花崗岩です。酒造りに使用したという言い伝えからその名がついたそうですが、本当の用途は不明のままです。付近で、土管や水樋などが発掘されており、水を引く庭園の施設だったのではないかという説もあるようです。
石の表面にはこのような模様が彫られています。
この付近に邸宅があった蘇我馬子の墓とされていますが、確証はありません。横穴式石室の広さは約8坪、石の総重量は約2,300トン、中でも天井石は77トンあるそうです。
創建 1,300有余年の歴史があり、観音霊場として栄え西国 7番札所です。この日はiPodもなければ経本もないので納経はヤメです。
本尊・如意輪観音像は日本最大の土でできた仏様(塑像)で、如意輪観音像としては最古の作品です。
花崗岩に亀に似た彫刻がなされています。いつ、何の目的で作成されたのか不明ですが、川原寺の所領の境界に使われたのではないかと言われています。
お尻はこんな形をしています。