被災地の現状

やや高い橋の上からの撮影です。新興住宅地のように家がポツポツ見えますが、災害前は住宅が密集していたのでしょうね。

ガレキ

ガレキの山には、車あり、洗濯機ありですが、ここには金属製の物が積み上げてあります。ある程度分別して積み上げたのでしょう。

向こうにもガレキの山

この辺りの信号機は壊れているので警察官が交通整理をしています。

舗装道路は砂が被っています。そこをダンプカーが砂塵をまき上げて走っていきます。マスクなしで走るのは苦痛です。

奥に見えるのはガレキの山です。

工場も

化学工場でしょうか、建物は残っていますが操業できる状態ではありません。

家と職を同時に失った気持ちは当人にしか分からないでしょうね。

石巻駅前

駅前通りは何事もなかったように見えます。


再び石巻駅

漫画家、石ノ森正太郎氏は石巻市に近い登米郡石森町の出身です。そのため彼の作品が駅のあちこちに見られます。

さて、今回の旅はここが最終です。これより石巻線で小牛田を経由して仙台に向かいます。

仙台到着後、自転車をヤマト便で自宅へ発送し、銭湯に向かいます。そして、汗を流した後は居酒屋「和民」で一人誕生日を祝います。(この日は私の誕生日)

帰りのバスは深夜0時15分発。この待ち時間の長いこと長いこと。しかし、年金受給者としてはその程度は辛抱はせねばなりません。まして、被災者のことを思えば実に些細なことに思えます。


旅を終えて

夜行バスで2泊、仙台で1泊という短い旅はおわりました。現地で急遽予定を変更したところもありますが、立ち寄ってみたいと思っていたスポットは全て回りました。今回は電車での輪行が多く、自転車で走行した距離はたいしたことありません。暑い日でしたので、その方が結果的に良かったと思っています。

気仙沼と石巻の被災地では、家、屋敷どころか家族まで亡くした被災者が居れば、その一方で全く被害に遭わずに済んだ人も居ます。この天と地の差は何故生まれるのだろうか? 「運」とは何なんだろうと考えてしまいます。

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