北岳登山
おや? 山小屋が現れました。予定の大樺沢~右俣ルートでは北岳肩ノ小屋まで山小屋はない筈なのだが、変だゾ?
どうやら白根御池小屋分岐から二股コースに進んだ積りがいつのまにかコースを間違ってしまったようです。
前を行く登山者の後を黙々とついて行くとこうなるのですね。
広河原を遅い時間に出た人はこの白根御池小屋で一泊して、翌朝に山頂を目指すのが良いようです。
ここから草スベリという草原状の急斜面に取りかかります。そして一気に高度を稼ぎます。
斜面にはミヤマキンバイ(黄色)、ハクサンイチゲ(白色)が咲き乱れています。
やっと小太郎尾根にでました。ここまでの急斜面の長かったこと。
稜線では心地よい風が吹いておりホットします。
仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山がよく見えます。(写真は仙丈ケ岳)
そして、北岳肩ノ小屋までもう一息。
やっと北岳肩ノ小屋まで辿り着きました。さて、ここで思案することになりました。
最初の予定ではこのまま北岳に登り、その先の北岳小屋に泊まり、翌朝に間ノ岳を往復して八本歯経由で下山するのですが...。
広河原から甲府へ向かう帰りのバスが一時間に一本しかありません。最終バスが 3:00では間に合わない恐れがあります。それに、この雲では山頂からの眺望を楽しむことはできないだろうと悩んだ末に...。
計画を変更して北岳肩ノ小屋で泊ることにしました。
北岳肩ノ小屋に到着したのは午後 1時。山頂を往復することも考えたのですが、この雲では西側しか見られないだろうから、翌日の楽しみにすることにしました。
それにしてもこの山シャツ。頂上付近では丁度良かったのですが、登山中は暑くて最悪。こうしたウエアにキチンと投資しないとひどい目に会うことを思い知らされました。