金は無いが暇はある年金受給者の貧乏旅行記です。
光より早い素粒子が発見されたとのニュースがありました。今後、さらなる検証がなされることでしょうが、こうした時空空間の話題はドキドキしますね。
タイムマシンはSFでしか存在しませんので、史跡、遺跡を巡って過去にタイムスリップすることにしました。
目的地は、1,400年前の奈良・飛鳥時代。相棒は折りたたみ自転車、Dahon D-7 で、近鉄「橿原神宮駅」からスタートします。
写真は出来る限り類似または関連があるものをまとめてアップしてあります。
この日は小雨。でも、雨具を着けるほどではありません。東に向かってペダルをこぎます。
暫くすると田園風景が広がっています。飛鳥時代の入口です。
橿原神宮駅から東に約 4kmほどにある「甘樫丘」にやってきました。
この丘は飛鳥の都が一望できる絶好な場所だったので、当時の権力者だった曽我蝦夷・入鹿親子が大邸宅を構えていたと言われています。
残念なことに、現地の案内板にはその住居跡は一切記されていません。
この丘には展望台が2か所あります。その代表的な北側にある展望台からの風景です。西側(写真左)は景色が広がり、多くの建物が立ち並んでいます。誰もがこちらの風景をバックに記念写真をとるのですが、飛鳥の都は丘の東側にあったのです。(写真下)
(クリックすると飛鳥の都の地図がでます)
曽我馬子の発願で創建された日本最古の本格的な寺院で、当時は壮大な伽藍だったようですが、落雷による火災で現在はごく普通のお寺の規模となっています。
大化改新の主人公、中大兄皇子と藤原鎌足が初めて出会ったのがここ飛鳥寺で、境内で蹴鞠をして遊んだのが蘇我氏打倒へのきっかけとなったのだそうです。
記念写真に限り、ご本尊の写真撮影が認めらています。ほかの社寺では考えられません。
ご本尊の飛鳥大仏は高さ約3m。銅15トン、黄金30kgが使用されたそうです。
後背(光輪)は火災で焼失したそうっで、ちょっと残念です。