大岳山頂

 まずは、避難小屋で昼食をとりながら情報収集です。

 避難小屋に到着した時点では、大岳を諦め、毛無岱ルートで下山を考えていました。しかし、お隣に居た中年女性は大岳から降りてきたばかりで、風は強いが30分ほどで上れますよ...と言ってくれたので上る決心をしました。

 大岳への登山道の約半分は樹林帯なので風の影響はほとんどなく、強風を受けたのはわずかな時間で済みました。

 ダウンの腹が膨らんでいるのは肥満ではありません。風のせいです。
 


大岳山頂と登山道

 

 ご覧のとおり、まったく視界が悪い。風はやや下火になってきたもののまだ強い。

 ここでまたどのルートで下山するか迷いました。一旦避難小屋まで戻り、毛無岱ルートで下山するべきか、それとも反対側におりるべきか。

 ここまで来る途中、毛無岱付近はまだ紅葉していなことがわかっています。それならば別のコースにしようときめました。

 

 ほとんどの人は、避難小屋へ降りてゆきます。こちらのルートは私のほか一名のみ。

 登山道も怪しくなってきました。写真は頂上付近なのでまだ良好。このあとどんどん悪くなってきます。

 上りの登山者に数名出会いましたが、実に寂しルートです。


 
 

硫化水素ガスによる枯れ木

 途中、地獄湯の沢というところを通ります。「硫化水素ガスや炭酸ガスを噴出しています」という注意看板がありました。

 ガスのせいで木が枯れています。そうしたガスに強い樹木だけが生き延びているようです。

ゴール

 ゴールまであと1kmほどのところでぬかるみに足をとられ2度も転倒しました。

 幸いケガはありませんでしたが、脚が疲れているので踏ん張りがききません。急ぐ必要などなかったから、休みながら下山すればよかったかな..などと反省しています。

 そしてやっとゴールです。

 酸ヶ湯温泉に入る予定をしていたのですが、青森行きのバスがすぐにあり、次の便は2時間待たねばなりません。迷ったのですが、温泉は次の楽しみにすることにしました。



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